上半身前面の筋肉の中で、上肢の筋肉にあたるのが三角筋です。
動作として、ボールを投げるといったことに関係する筋肉であり、肩幅に影響します。
投擲系の競技には、欠かすことができません。
体幹部分と上腕を都合する大事な筋肉でもあり、さまざまな角度に動きをつけられる筋肉です。
それだけ大きく複雑な動きを見せるため、回旋筋腱板が支えています。
投げる動作だけではなく、肩を前後に曲げたりして、腕を振る動作も三角筋が重要です。
そのため、三角筋の中でも作用は前後に分かれています。
さらに腕を内と外に動かすときにも使うため、三角筋もわかれていることから、かなり広い範囲をカバーしていることがわかるでしょう。
実際に筋線維として分けたときには、前部と中部、後部に分けたうえで、全部は2つ後部は4つに分けられます。
つまり、7繊維の構造で構成されている筋肉です。
非常に複雑なメカニズムを持つため、四十肩や五十肩で痛みだす場合があります。
トレーニングをして鍛えようとした場合、筋肉自体に負荷をかけていく必要がありますが、動きに合わせて方法を選ぶ必要があるでしょう。
レイズと呼ばれる腕を持ち上げる動作が大事な基本になります。
ダンベルなどを持ち、重さによる負荷をかけるのも大切です。
動きも、屈曲と伸展を考えたうえで、外転と内転、水平内転と水平外転を組み合わせていく必要が出てきます。
三角筋を鍛える方法としては、自重トレーニングがあげられます。
なにも器具を使ったりするわけではありませんが、腕立て伏せなどで鍛えていく方法です。
勘違いしてはいけないのは、自重であっても、ウェイトトレーニングである点です。
自分の体重を負荷として利用しているため、確かに後負荷ではありません。
しかし、日々のプログラムとして考えれば、手軽で有効なことは確かです。
それでも、毎日実施しても良いというわけではないため、休ませる必要も出てきます。
ダンベルなどを使ったトレーニングが一般的ですが、もっと本格的にマシーンを使って後負荷をかけたりするのが有効です。
こうした方法は、インナーマッスルに対して負荷が働かない場合があります。
動作のブレを止めたりしない分だけ直接的な刺激ではあるものの、デメリットを持つのも忘れてはいけません。
マシーンを使った方法はあくまでも補助的なものとして捉え、特性も踏まえたうえで、しっかりとしたトレーナーと計画性を持って取り組むべき筋肉といえるでしょう。
特に三角筋は、広範囲に広がるため、どこを鍛えていくのか目標を持って取り組むのが大切です。
プロフィール
みなさん、こんにちは。
たまいです。
接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。