大胸筋の役割


人間の身体の中でも、上半身前面の筋肉は、大胸筋、三角筋、上腕三頭筋、前腕伸筋群、腹筋群です。

大胸筋は、胸部にある筋肉で、大きな範囲を占めています。
上半身の中でも、見た目にはっきりとわかる部分となるでしょう。
位置としてみた場合には、胸郭外側面に位置する筋肉のひとつで、胸腕筋に属します。
目につきやすい筋肉のひとつであり、トレーニングでもビルドアップを目指していく場合には、重視される部分です。
男性が鍛えたいと考える部分なのは、胸板の厚さに影響するからです。
男性らしさを打ち出そうと思えば、必然的に鍛えたい部分となるでしょう。
筋肉として動きの役割では、上部、下部、外側、内側の4つに分けて考えます。

上部の持つ役割は、外転です。
肩よりも高く腕をあげるときの動作で、トレーニングでもいろいろな方法が考えられます。
日常生活の中でも必要不可欠な動きであり、一定の力は自然と身につくのが特徴です。
逆に言えば、それ以上の筋肉をつけたいと思えば、鍛えていくしかありません。

下部は、逆に内転動作をつかさどります。
腕を肩より下げる動作であり、トレーニングとしては意識しなければ鍛えにくい部分となるでしょう。
トレーニングとしても、かなり計画的な方法を取らなければいけません。
腹筋との境目になることから、見た目も大きな影響を与えます。

外側は、腕を広げるような動きに使われる筋肉です。
水平屈曲と呼ばれる動きの中でも外水平屈曲に使われています。
腕を外に広げる動きは基本的な動作のひとつでもあり、トレーニングとしても基本的な動きで刺激を与えられる部分です。
単純に腕立て伏せをするだけでも刺激を与えられます。

内側は外側とは逆の動きで、内水平屈曲で使われます。
内側に腕を引きこむような動きは、日常ではあまりありません。
内水平屈曲は、両掌を胸の前で当てて、力を入れていくような動きです。
トレーニングとしてもそこまでの種類がないのが厳しいところで、かなり意識して鍛えていかなければいけません。

大胸筋に刺激を与えるためには、負荷をかけるというのが基本で、ダンベルなどを利用するのが一般的です。
筋肉の役割を考えて効率的なトレーニングにするのは、ダンベルだけではなく、知識を持って取り組まなければいけません。
日常的な部分でのトレーニングとし、ダンベルよりもっと負荷をさげてペットボトルに水を入れて使うのもいいでしょう。
持久力を鍛えていくためには、ペットボトルのような低負荷を繰り返していくほうが効率的だからです。
家にダンベルはなくても、ペットボトルなら簡単に手に入れられるのもメリットです。

ダイエット目的トレーニングをする場合にも、高負荷ではなく、低負荷を繰り返すほうがいいでしょう。
マッチョな体を作り上げていくのではなく、カロリーを消費させるための筋肉を作るという意味でも、日常からトレーニングを取り入れていくのが大切です。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。