本当に怖い!ハイドロプレーニング現象とは

雨の日に怖いハイドロプレーニング現象


雨の日に起こる現象として、教習所でも習うのがハイドロプレーニング現象です。
実際に体験してみると、非常に怖い状態で、交通事故につながる可能性が高くなります。
どうしてハイドロプレーニング現象が起こるのか、それはどのような状態で起こり、対象方法はあるのかも理解しておく必要があるでしょう。
特に梅雨時期や台風のシーズン、知らないでは済まされないことも出てきます。

なぜハイドロプレーニング現象起こるのか


ハイドロプレーニング現象は、水の上にタイヤが浮いてしまうことを意味しています。
水ということで、アクアプレーニング現象とも呼ばれていたことがありました。
車は1トンもある鉄の塊です。
もっと重い車も珍しくありません。
それなのにもかかわらず、水の上に浮くとは考えにくいかもしれませんが、ほんのわずかな分だけ浮き上がっている状態です。
その隙間はわずか数ミクロンという膜状で、ぷかぷかと浮いているわけではありません。

冬に氷が張ると、その上を靴で滑ったりできるでしょう。
これも靴の裏側と氷の間にほんのわずかですが薄い水の膜ができあがるからです。

このハイドロプレーニング現象は、タイヤの性能が落ちていたり、速度を上げ過ぎると発生します。
水の膜の上にタイヤが乗っているため、アクセルもブレーキも効きません。
もちろん、ハンドルを切っても操作できない状態です。
たとえ、F1ドライバーであってもなにもできません。

ハイドロプレーニング現象の対処と対策


ハイドロプレーニング現象が起きたらどうしたらいいか。
ドライバーなら知っておかなければいけません。

答えは単純で、なにもできないため、ハンドルをしっかりと握り、アクセルもブレーキも踏まず待つしかありません。
ハンドルを切っても答えてくれませんし、アクセルもブレーキもタイヤが浮き上がっているので反応しないのです。
なにも対処できないため、収まるのを待つしかありません。
ハンドルを切らないでおくのは、ハイドロプレーニング現象が収まった時にスピンしたりしないためです。
アクセルもブレーキも踏まないのは、収まった時にどのような状態になるかわからないため、踏んではいけません。
どちらの操作をしても、ハイドロプレーニング現象から回復できるわけではないからです。

防ぐ方法はタイヤを新しいものにすること、スピードを出さないことです。
タイヤは古くなると、溝が浅くなり、水をはじけだせなくなります。
スピードが上がれば、その分タイヤが水を吐け切れなくなり、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなるのです。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。