トレーニングで必要な過負荷とは


過負荷とは

トレーニングを始めた頃は、少しの内容でも筋肉がついていくことがわかります。
これは人間の機能のひとつで、刺激に対して対応しようとするからです。
ところが、同じトレーニングのままでは、刺激に対応できてしまい、効果を感じなくなってしまうでしょう。
人間の機能の中でも筋肉はこの反応が強く、トレーニングでは日常的に与える刺激よりも強くしていかなければいけません。
この刺激のことを過負荷と呼びます。
オーバーロードなどと呼ぶのも同じですが、筋肉の発達とともに強い刺激を与えるようにしなければ、いつか行き詰まるのです。
ただし、維持するというのであれば、過負荷をかける必要はありません。

トレーニングに対する対応力を適応能力と呼びます。
トレーナビりティーとも呼びますが、適切なオーバーロードの量を維持していけば、筋肉は自然と答えてくれるでしょう。
もちろん、生物としての限界があり、無限に増大するわけではありませんが、人間の機能の中でも筋肉は難しくないといわれています。

筋肉が増大しない理由

なぜ、同じトレーニングでは筋力が増大しないのかといえば、もともと持っていた筋力を1としましょう。
このときにおこなっていたトレーニングが2とすると、その差は1でした。
ところが、だんだんと筋肉が増大し、1.5になったとします。
こうなると、差は0.5しかありません。
つまり、当初よりも相対的に刺激が少なくなったという状態です。
これが効果が上がりにくいと感じる原因ですが、段階的に高めて行き、同じように1の状態をキープすればいいという結論になります。
これを漸進的過負荷と呼んだりしますが、自分ではなかなか気が付きにくい部分です。
トレーナーが客観的に判断して過負荷をコントロールするのは、こうした理由があるというのは理解しておかなければいけません。

過負荷には、一定の基準があります。
一般的に分類すれば、5つです。

1 過負荷強度
2 反復回数
3 インターバル時間
4 トレーニング容量
5 トレーニング頻度

この5つの基準からオーバーロードを検討していく必要があります。

1過負荷強度は、トレーニングの種類と考えればいいでしょう。
きついトレーニングはやっぱり身体にもきついということです。

2は連続しておこなう回数です。
何回するのか、回数を増やせば必然的にきつくなります。

3は1セットやったらどれぐらい休むのかにあたります。
休みを減らせばきつくなるのは、すぐにわかるところでしょう。

4はなんセットするかです。
セット数を増やせばきつくなります。

5は1週間の頻度で計算しましょう。

こうした計算も必要になるので、うまくトレーニングができていないと感じたら、専門家に相談するのが大切です。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。